お正月は海外へ

海外と言っても海の向こうという意味で、同じ市内の島なんだが、全然異境の地のように感じられる。
植物も光の具合も、匂いも人の顔も違う。
佐木島は鷺島ともいう。
風が吹き渡る離島なのだ。
渡航は自転車で行く。
車だと景色が味わえないのだ。
 

朝の予定が昼過ぎになった船出の風景。
ゴム紐を巻き込んで自転車のギヤ止めのリングが外れたのが悪い。
 
私を連れてきた船は去っていった。

港は島の北にあるのだが、今回は東側から廻る事にする。
 
以前来た時にもあった面白い看板。

船と競争してみたい気がしたが止めておこう。
 
この島にはお地蔵さんが多い。
これは南端の峠道を越えて少し行ったところにあったお地蔵さん。

こういった地蔵が数十はある。
 
そこから坂道を下ると向田の船溜りに出る。
ヨットが沢山停泊する外国のような港だ。

ここには別便でフェリーも寄港する。

この辺りまで辿り着いたんだが、時間が切迫してきた。
返す返すも朝の故障が痛い。
せっかくの休暇なのに機械いじりで何時間も失った。
 
気を取り直して急ぎつつも景色を楽しみながらペダルを漕ぐ。


この二つは向田の港から佐木港へ行く途中の道で見つけたお地蔵様。
何百年もの歳月と風雪を感じさせるお姿でした。
 
佐木港へは大汗かきながら滑り込みセーフ。
少しは痩せたようだ。

数分後に船がやってきた。朝と同じフェリーだった。
もう一つの船だったら知り合いが乗っているんだが残念。
 
佐木港の目の前にあるのが「裸の島」という映画のロケに使われた宿祢島。

夕陽があたってキレイだった。
 
今日はいっぱい運動したし、島の空気は素晴らしかった。
また来たいと思いながらフェリーに揺られて家路についたのでした。