省エネ電球のテストをしました。

http://q.hatena.ne.jp/1199092580
で色々あってから、既に一年近くが経ちました。
あれから発売された新製品のテストを三つほどしてみました。
コンセプトとしてはE26の口金が使えて、低温での特性が良く、できるだけ明るい省エネ電球です。
 
http://www.tlt.co.jp/tlt/new/led/unit/unit.htm#beam
東芝ライテックの LEL-BR9N-F(白色相当)
 
http://denko.panasonic.biz/Ebox/newproj2008/autumn/palookball_premier_q/index.html
パナソニックのパルックボールQ
 
http://www.denzaido.com/page/9454/
最後にスポットライト型のLED電球でも65w相当の光量と120°の広がりを持つBLT2026N120CWW61H
どこのメーカーかは分からなかった。
 

まず東芝LED電球ですが、スポットライト型で照射角が30°程度。
低温化でも瞬時に点灯しますが拡がりが悪くて使い難い。
また、本体の幅が120mm程度はあり、普通の器具では使用不可能。
かと言って、スポットライトとしては100wクラスでは光量が不足。
お値段は12000円ぐらいでしたが、全て無駄になりました。
捨てるに捨てられず、返品しようにも半額以上は手数料と送料で持っていかれる。
まあ、倉庫の肥やしが増えました。
LEL-SL5N-F/2にしとけば、まだ使い回しが利いたんだが、60wクラスでは半端な明るさで100w電球の代わりには使い難い。
 
次にパナソニックのパルックボールQ
こいつは彼方此方で紹介されているけど、−20度の低温化でも瞬時に一定の照度で点灯してくれた。
ただし、60wクラスなのでやはり暗い。
それと、30秒程度でサブの通電がストップするのだが、途端にかなり暗くなる。
普通の温度では問題無く明るいのだが、−20度では瞬時に暗くなってしまう。
作業用としては、100wクラスでサブのカットを周囲の温度に連動させて欲しいと感じた。
とは言え、お値段は1500円程度。
今後の改良があれば全面的に導入したい。
 

最後にBLT2026N120CWW61H
この商品は電材堂のオリジナルらしいんだが、注文から納品まで2週間くらい待たされた人気商品だった。
お値段は8400円
65wタイプのハロゲン電球と同等の照度。
ただし、拡がりが120°では天井灯にしか使えない。
それと、100wと比べるとやはり少し暗い。
とは言え、現状ではそのまま使えたのはこれだけだった。
 
LED電球はまだまだ技術的な改良の余地が大きいとしか言えないのですが、今後に期待を持てる結果でした。
蛍光電球はずいぶん改良された印象です。
このまま行けば白熱電球の製造中止があっても何とかなるかもしれません。
全面的な変更までには、相当な距離がありますが、技術面よりも製品として発売されるかどうかの問題になってきた感じです。
今後は壁面灯にも使えるような光の拡がりを持った100Wクラス以上のLED電球か、
やはり100Wクラス以上の明るさで温度特性を安定させた蛍光電球の発売が待たれるところです。