幻の酒を飲んだ

 幻というのは酒に付けられた名前。
もちろん本物の幻ではない。
えらく大げさなネーミングで普通なら名前負けする。
しかし、この酒は違った。
 
 先月瓶詰めされたばかりという事情もあったのだろうが、兎に角うまかった。
味わいはフルーティーなのだが、けっして果実の味ではない。
しっかりとお米の味がして、甘くても緩んでない。
純米酒だが、所謂「アル添純米」では無い。
その点は私の舌にかけて保証する。
 
 田んぼで育ったお米を使って、大きな樽で醸造した酒であることが目に見えるような酒だった。
写真を撮ったのでアップしておく。
半分に減っていることや、指紋が付いていることは大目に見て欲しい。
広島県竹原市の中尾醸造という処の作品です。
精米歩合58%ではあまり儲かっていないと思う。